Blogかわきせ日記帳

『くさつビズサポカフェvol.1』に参加してきました(後編)

こんにちは、かわきせ日記帳の木村です。
15日にキラリエ草津(草津市立市民総合交流センター)で行われた『くさつビズサポカフェvol.1』(以下、ビズサポカフェ)に参加してきたので記録も兼ねてレポートを書いてみました。その後編です。

■創業コーディネーターが教える「起業の心構えや必要な準備」

最後のパートは、くさつビズサポで起業・創業相談を担当するコーディネーター、笠井智美さんのミニセミナー&ワークショップです。タイトルは「起業の心構えや必要な準備/『事業主から経営者へ』の成長の秘訣について」。

ご自身も主婦から起業され、主婦であったことの価値に気づいて業務の方向性が決まった経験があるという笠井さん。今や「創業者のおかん」として、多くの起業や創業に悩む人たちに助言し、見守る存在となられています。「接続可能な経営のパートナー」として経営者の育成をすべく、経営理念の作成や個人キャリアの育成、事業承継における後継者育成。企業や第二創業のサポートなどを行われています。

起業した会社は1年で73%、5年で42%、10年で26%、30年残れるのは10%にまで減るといいます。事業には寿命があるので、環境の変化を捉えながら未来を考え、資金を保ち続け、生き残らないと利益は手元に残りません。経営者は自身の夢の実現にのみならず、多くの人に影響を与えるので計画性が必要です。しかし笠井さん曰く、事業計画は作れても3年後の収支計画が作れない人が非常に多いと言います。

「お金としっかり向き合えていないんですね。でも、それができてくると皆さんの顔つきが急に変わってきます。経営は楽しいばかりではないけど、始めたら面白くてやめられないとみなさん言われます。わたしは、経営でたくさんの人を幸せにしてほしいんです。そのためには家族を大切にすることも大事です。会社を2つ経営するくらいの気持ちで向き合ってほしいと思います」

事業主から経営者へ成長する過程の解説など、ミニセミナーというには充実過ぎる話題が満載です。ちなみにこの時間、最初に「くさつおみや」に認定されたC’est la vie(https://tabelog.com/shiga/A2502/A250201/25012953/)さんの米粉を使ったカカオシュケットやチョコレート、ミニブラウニーとココアフレーバーティー、コーヒーなどが出されたのですが(カフェたる所以)、「めちゃ大事な話されてるからなかなか食べられない……」と仕事ではないのにメモを取ってしまうライターの職業病が出てちょっと嫌になりました。

C’est la vie(ECショップ) https://cestlavie.shop-pro.jp/

■「生き残る経営者になる秘訣」

「事業主と経営者の違いはなんだと思いますか」という問いかけが途中でありました。グループで少し話し合いをしたのち、なんとなく、実際の作業をしている人と、その作業をする人を束ねる人? なんて話にまとまった頃に回答が出されました。

「自分の代で終わってもいい事業主とは違い、経営者は未来に種まきをし、未来に責任を持つ人です。現在の事業、未来の事業、リスクヘッジ、投資、生き残る秘訣を考え、すべて自分の責任で資金の分配を考えます。だからこそ新聞を読むし、政治に興味がある人が多いんです。政策がどこにお金を出そうとしているのか、社会はどう変わるのかを見極め、その仮説に対してお金をかけます。社会は絶対変化していきますから、自分が変わればすべてを変えられます。みなさんにはぜひ、他責ではなく自責の経営者として行動していただきたいです」

また、企業と自らの思考や知識、行動を共に成長させることも重要です。その実現のため経営者に必要な10のスキルを教えていただきました。「ここでしか聞けない生き残る秘訣」ということなのでここの詳細は省きますが、とにかく経営者は専門家を使える能力を身につけることが大切だそうです。仕事から直接学習し、他者の仕事を見て間接学習し、読書や研修などで間接経験や体験型経験をして学ぶ。未来を予測するには、過去や歴史を知るのが非常に大切です。

「経験ノートをつけて振り返ることもおすすめです。行動に対し『なぜそうしたのか』と問いを立て、そこから抽象化し本質を見極めて教訓とし、次の新しい状況に応用してまた実践する。このPDCAができると意識や思考はどんどん変わっていきます」

また「バックキャスト(時間的逆算)思考」の解説も。ムーンショットつまり既存の延長線上にないような壮大な目標を10年後に打ち立て、目標を実現するにはどんな施策が必要かを考えることです。解説の合間には、10年後の自社の姿を絵に描き、実現した体でグループ内に説明するワークショップもあり、絵にしただけなのにちょっとがんばれるような気になるから不思議です(私が単純なのかも)。

「企業支援をする立場としては、応援される人であり、応援したくなる人になってほしいと思います」

その言葉で充実したミニセミナーは終了しました。

一生懸命一つのことに取り組み、考え、行動している人には、その熱が伝わってくる気がします。その熱こそが周りにも何かしてあげたいという気持ちにさせるのかも知れませんね。草津市は人口が増えており、探せばいろいろな可能性が潜んでいるとも思えます。今回のビズサポカフェでは、自分も事業をうまく進められるよう(必要なことに対して効率も考えながら)努力していかなければ、という気持ちにさせられました。

くさつビズサポでは、この秋にもセミナーを企画されているとのこと。WebサイトやSNSでの情報発信もされているようなので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。

■また「まだまだ知らないこと」に出会ってしまった!

今までぼんやりと個人事業主を20年近く続けてきました。それでなんとかなっていたので、改めて経営のことを学ぶ機会はほぼありませんでした。自分にはずっと関係ない分野だと思っていたのですが、よく考えたら地元には会社を経営する親戚や従兄弟が結構いるのでした。絶対に開業するなら草津商工会議所に入ったほうがいいよと強く勧められたこともあり、偵察がてらに参加してみたというのが本当のところでした。でも、実際には経営に関して興味深い話ばかりで、仕事に対して前向きな気持ちにもなれたので、参加してよかったと思いました。

Contactお問い合わせ

まずはフォームやメールにて
お気軽にお問い合わせください。
お急ぎの場合はお電話でご連絡ください。

info@kawakise-office.com
077 (596) 3456
電話受付時間 平日10:00~18:00